イシヅヤシン OFFICIAL BLOG「叙情詩の種」

日々の出来事や物語、歌詞などを書きます。

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

≪物語≫肯定屋 一気読みver.

「虚しくないのか?お金払って決まりきった肯定をもらうって…。」私は呆れた口調で目の前にいる男2人を諭すように言った。 「それがね、意外と肯定して欲しい人がいるんですよ…ねー、しゅんさん。」20代前半くらいと思しき青年・品川はニッと笑って隣にいる…

2/16は四谷Doppoでライブでした!

足下の悪い中、お越しいただきありがとうございました!この日のSET LISTはこんな感じ!1.酔いどれパーティ2.VillainS3.キャプテンクック4.水平線の夕日5.猫がワルツを踊る理由6.マンモス最強説7.星降る夜にencore月灯りのラプソディーでした!少しずつ、本…

≪物語≫肯定屋 ep4

この前まで薄手のコートでも暑いくらいだったのに、今では厚手のコートでも少し寒い。 季節というのはやはり巡っていくのだな…と当たり前な感想を抱きながら私は大崎しゅんのいる「肯定屋」のオフィスへ向かっていた。 あれから早2ヶ月が経った。 彼の思惑通…

≪物語≫肯定屋ep3

私は暫く吟味した結果、彼の考えに乗ることにした。 「費用はどれくらいになるだろうか?」 これだけの時間と人が動く仕事だ。かなりの高額になるに違いない。 大崎は少し考え「そうですね、2パターンの提案をさせてください。」 「2パターン?どういうこと…

≪物語≫肯定屋 ep2

肯定屋としてやる事はシンプルだ。 "手数を打って、味方を増やす。" これまで多くの人を肯定してきた実績から信頼も多く寄せられていた。 人は恩情というものをなかなか消さない生き物だ。大崎はこれまでの顧客に一斉にメールを送った。 「みなさん、出番で…

≪物語≫ 肯定屋ep1

「虚しくないのか?お金払って決まりきった肯定をもらうって…。」私は呆れた口調で目の前にいる男2人を諭すように言った。 「それがね、意外と肯定して欲しい人がいるんですよ…ねー、しゅんさん。」20代前半くらいと思しき青年・品川はニッと笑って隣にいる…

今日は少し喉を休めて。

昨日は池袋FIELDでライブでした。ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました!ちょっぴりいつもと違うことがしてみたくて、“サーカスセットリスト”と題してありそうでなかった感じのセットリストにしてみました!SET LIST夜空のサーカスピエロLost…

2020.10.02(金)

本日、都内某所のライブハウスとの交渉が終了し正式にワンマンライブの開催が決定しました‼︎色々と相談に乗ってくれた方々、話をとしてくれた方、本当にありがとうございます!自身過去最大規模のワンマンライブになります。正直、怖さも不安もあります。で…

小説シリーズ第2弾! ドワーフ

あれからもう1ヶ月になる。お前はまだ眠っている。俺は今日もいつも通り起きて仕事をして帰ってきて眠る・・・その繰り返しだ。ただひとつ、その世界にお前の体温だけが失われたままで。3ヶ月前。俺は工事現場で働いている。トンネルを掘ったり、道路を広く…