学生の頃の話。 - イシヅヤシン OFFICIAL BLOG「叙情詩の種」

中学2年生くらいの頃。
この世界は頑張っても頑張っても結果が出るわけではないのだと知った。
今思えばその頃の頑張りなんてたかが知れていて、単に努力不足だっただけに過ぎないのだけど、当時は一丁前に失望した気になっていた。

それまでは、頑張ること自体を褒めて貰える環境だった。
頑張ってるアピールが上手かったのだろう。結果なんて二の次で、とにかく頑張っていれば周りの大人たちは褒めてくれた。
しかし、段々と大人の階段をのぼるにつれ、結果で判断されるようになっていった。
テスト勉強を何時間したかよりも点数で判断され、練習量よりもチームの勝利に必要な駒であるかどうかで判断された。

僕はその時、冷めてしまったのだと思う。
なんだ、頑張ってもそこは評価されずに結果しかみてもらえないんだ・・・と。
しかしそんなのは当たり前で、本当に頑張っている人というのは、努力は当たり前にやるものであって、評価されるものだなんて端から考えていないのだ。

僕の考えはとてつもなく甘く、愚かなものだった。

そこから僕は努力をしなくなった。
頑張れば届いたかもしれない高校への受験も早々に諦め、余裕で入れる近場の学校を選んだ。
部活もほぼ遊びのような感じでラクしていた。

よく大人たちが、「楽しかった高校時代に戻りたい！！」と言うが、僕は一度だってあの頃の自分に戻りたいとは思ったことはない。それだけ実のない3年間をただボーッと過ごしたからだ。
だけど、今なら戻ってみたいと思う部分もある。
もう一度戻って、今度は・・・今度こそは頑張ってみたい。
アピールだけの頑張りじゃなく、本当の意味で。

でも、人は時間の流れには逆らえない。いつだって今を生きるしかない。
だから僕は今を頑張ってみようと思う。
ずーっと当たり前に頑張ってきた人にはまだまだ叶わないかもしれないけど、頑張ってみようと思う。

結果が出るかわからないのなら、出るまで頑張ってみようと思う。

かっこわるくても、無様でも頑張ってみようと思う。

賢いフリをした大人は、頑張ることから逃げるのが上手い。
言い訳をたくさん抱えてそれっぽい理由をつけて、頑張らない事を正当化する。
僕ずっとそっち側の人間だったからわかる。
方法や効率を重視するだけで、やった気になってるんだ。

でも結局、何度間違えても覚悟持ってぶつかっていける人の方が遥かに賢く、ずっと強い。

挫折は本当に努力した人にしかできないものだと、本で読んだ事がある。
全部やりきって、それでも届かない時に挫折をするのだと。
僕はまだまだやり切っていない。挫折なんてできるわけがない。

もし学生の頃の自分に会えるなら、ラクすんなよ！って言いたい。
それは、後々大変だからとか後悔するから・・・ではなく、その方が絶対楽しいから。

あの頃より、今の方が数倍楽しい。
辛いこともたくさんあるけど、まだまだ頑張り足りないけど、楽しい。

今度こそ逃げないぞ。
たくさん良い曲書くぞ！
たくさん聴いてもらうぞ！

学生時代のお話でした。

さぁ、明後日ライブです！

久々の大塚Welcomeback。バンドで出演予定でしたが、事情により弾き語りでの出演に変更となりました！ご了承ください。

また、当日は緊急事態宣言下ではありますが、限定数の有観客で開催されます。
出演者含め、迎える側は全員で隅々まで徹底して対策を施しますが、「安心して来てください。」とは言いません。
相手は目に見えないウィルスです。どうか安心せず、気を引き締めてご来場ください。
そしてルールの範囲内で精一杯楽しんで、気をつけて帰ってください。
会場でどんなに感染予防を徹底しても、それまでの道中で気を抜いたら意味がありません。
どうぞ、移動中もそして帰宅後もお気をつけください。

少し冷たい言い方かもしれませんが、それが現状のベストだと思っています。
それでも行って良かった！と思ってもらえるよう、精一杯努めます！
配信もありますので、自宅からでもお楽しみいただけます！
コメントたくさんくれると嬉しいです！