ライブハウスが都内を中心に乱立している今だからこそ、尖っている所に出たいね。

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どうも、イシヅヤシンです。
今日は、現在都内に乱立しているライブハウスについて書いていきます！

僕はライブハウスに出演するようになって10年以上が経ちました。
19歳の頃、覚えたてのピアノと下手くそな歌と、デタラメな曲を引っさげてバーで歌ったのが初です。・・・よく辞めなかったな、、、(笑)。

僕が出始めた頃は、都内のライブハウスだと大抵出演するのに10から20枚のノルマっていうのがありました。今でもノルマ制のところはありますね。その分バック率が良かったりと、どこも試行錯誤してくれている印象です。

当時は老舗のハコだと良いライブをするとノルマ免除になったりとか、良いイベントに呼んでもらったり・・など実力さえあれば良い条件で出してくれるところもありました。

そしてどのライブハウスも共通して言えるのは清算の時の「お説教タイム」があるということ。これが当たり前だったんだけど、今は本当に減りましたね。

もともとライブハウスって出演するのにはオーディションがあって、そこをクリアできなきゃ当然出られないし、クリアしてもお客さん呼べなかったりクソみたいなライブをしてたら次から呼ばれない、、なんて当たり前でした。
だからこそ、出演者は説教タイムが本当に怖かったし(そこで次のライブの話されなかったら終わりですから)ドキドキしていたんです。
でもそれがなきゃ改善するのは難しいし、確実に必要な時間というのはわかっていました。

たまに的外れな説教する人もいるし、「は？」って思うこともあったけどそれは見返すエネルギーになりました。なによりも「前回より良くなっている」という当たり前にクリアしなきゃいけない言葉を求めていたようにも思います。やるからには過去の自分には絶対に負けたくなかったので。

今のライブハウスは、どことなく出演者ファーストな所が多い印象です。
確かに僕はもう若くないし、ある程度経験値は積んで来たのでリスペクトしてくれている所もあるのかもしれないですが、10代や20歳そこそこくらいの始めたての子にも「出演していただき、ありがとうございました。」しか言わない現場とかを見ると正直うーん、、と感じます。小言を言っているみたいで嫌だけど(笑)。

もちろんライブハウスだって会社経営だし、利益を出さなきゃいけません。
親会社がある所だと縛りもあるでしょう。でも、それは我々出演者側が変えていける部分だと思います。

「あそこのライブハウスは求めてもいないのに上から目線で説教してくるからもう出るの辞めよう。」こんな言葉を聞くと悲しくなります。

確かにたまにすごく失礼な人がいるライブハウスもあります。
僕にも二度と出ないと決めた場所はいくつかありますし(笑)。

ただ僕の場合はメンテナンス面でのトラブル(ピアノが調律がされてなかったり、そもそも演者をちゃんと迎え入れる気が無いと感じられる所など)がほとんどで、説教が理由で出なくなった所は無いです。

説教を理由に出ないと結論づける前に一度、考えてみるべきだと思うのです。
“果たして今日の自分のライブは本当に最高だったのか”という事を。

それが出来ないのなら残念ながら成長はできないと思うし、どのライブハウスに出ても結局そのうち何かしらの理由をつけて出なくなる。

当たり前だけど、ライブはみんなで作るものです。
誰か一人でもサボったら良いライブ・良いイベントなんてできるわけないんです。
自分たち出演者が全力でやるのは当たり前、全員のモチベーション上げる存在になるのも当たり前。僕自身、もっともっとやらなきゃいけない部分でもあります。

そして、ライブハウスのスタッフさんたちも共に戦う仲間であり、同志です。
仲間だから説教やアドバイスをくれるし、同志だからよくなる為の方法を考えてくれる。

良いライブをしないのは論外だし、それ以前にちゃんと挨拶をしないとか人の邪魔をする人は出る資格はないです。それは自分も含めて。
僕自身もいっぱい間違えて迷惑かけて怒られて学んできました。まだまだできていないことも沢山あると思います。もっともっと良いライブをしたいから。

ライブハウスは都内を中心に乱立しています。都内だけでなく地方にも沢山ある。
そんな今だからこそ、しっかりとライブハウスをしている尖った所に出たいなと思います。そういう所が無くなってしまったらライブハウスの文化は滅びてしまうと思うから。

“音楽が聴ける飲食店”とライブハウスではやっぱり違うと思います。
出させてもらってる自分たちがもっと盛り上げていかなきゃね。

そして「自分らはライブハウスの客なんだから。」と偉そうにしているミュージシャンは、客ならちゃんとその対価を払うべきだ。ノルマや使用料というお金なのか、集客や良い演奏という結果なのか…。

これを機に僕ももう一度考えてみようと思う。
ライブハウスに出るという意味、、そして音楽で生活していくという事を。

僕がいつもお世話になっているライブハウスはどこも尖っていていつも本気で向き合ってくれます。だからいつも当たり前にアーティストでいられる。
これって本当に重要です。ステージに上がる以上、自分はアーティストなのです。
そこが曖昧になって緩くなるともうやる意味なんてないので。

まだこうして歌わせてくれる環境があること、そして時間とお金を割いて聴きに来てくれる人がいるおかげで続けられています。
もっと、もっと大きくて深い歌を歌えるように絶対なるのでどうか期待していてください！

3/8(金)の池袋FIELD、めちゃめちゃ気合い入っています。
たくさんの人に来て欲しいです。ぜひぜひよろしお願いします！！

では、また。

Thank you bye-bye!

ishizuyashin.amebaownd.com

-NEXT LIVE-

♢3/8(金) 池袋FIELD←3月唯一の東京LIVE！
「Field Premier League」
OPEN 18:00 START 18:30
CHARGE ¥2,000＋1DRINK
紙子/イシヅヤシン/世古武志

♢3/16(土) 昼相馬報徳庵
　　　 夜船引 alltamura.TV

hacto/Clock mc/水月/イシヅヤシン

♢4/6(土)四谷Doppo
support drum 川崎裕之

♢4/13(土) 船引alltamura.TV(福島)
圭介Sunrise/イシヅヤシン/マツモトコウジ

♢4/14(日) 相馬報徳庵(福島)
圭介Sunrise/イシヅヤシン/マツモトコウジ

♢4/20(土) 神戸カフェドジェーム
「春爛漫ミュージック2019」
OPEN 18:30／START 19:00
CHARGE ¥2,300+1DRINK

♢4/21(日)昼大阪心斎橋酔夏男
圭介Sunrise/イシヅヤシン/マツモトコウジ

♢4/24(水)池袋FIELD
「Piano-Songs」
OPEN 18:00／START 18:30
CHARGE ¥1,500+1DRINK
八月の微睡み/舞華/なおたろう/イシヅヤシン

♢4/27(土) 新宿Bar aLive
うたれん/イシヅヤシン/hacto