イシヅヤシン OFFICIAL BLOG「叙情詩の種」

日々の出来事や物語、歌詞などを書きます。

昔とあるカレー屋に行った話。(東京編)

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僕はあまり食に興味がありません。
好き嫌いはあるけど基本的にはお腹が膨れればいいし、そこにエネルギーを費やそうという気があまりないです。


まだ誰かと一緒なら色々考えますが、一人だとなおのこと何処でも良くなってしまって(笑)。

なので一人の外食だと大体行くところは同じで、どこにでもあるファミレスやラーメン屋、
牛丼屋などをループする事が多いです。


僕が東京に住み始めた頃、変わらず「松屋吉野家、せい家、サイゼ」あたりで食べる事が多かったんだけど、ある日遠くから来た友人に「おすすめの店を教えてよ!」と言われて、、、当然、知らないなぁ。。ってなりまして(笑)。


「開拓とかしないの?」「もっとグイグイいこうぜ」みたいな事を言われて、確かにせっかく引っ越したのにどこにでもあるような所ばっかり行ってても、、と思ったのです。単純に悔しかったというのもありました。


食に興味がないとはいえ、冒険心や探究心は大切だし、安パイばかり狙っていたら飛躍はできない…と感じて(笑)、よし!開拓しよう!と思い立ったのです。


で、早速その日の夕飯に行ったことのない所へ一人で行こうと思い、かなり歩いて店を探しました。

 

すると駅から離れた細い路地の先に、いかにも"知る人ぞ知る名店"という感じのカレー屋を発見しまして。

 

カレー屋。。東京のカレー屋です。
それだけで田舎者自分には興奮材料なのです(笑)。
しかも、そこはインド系でもなく、ココイチみたいなチェーン店という感じでもない、かなり拘りを感じる"創作カレー"というやつで、かなり胸が高鳴ったのを覚えています。


ここしかない!と直感し、すぐに入りました。
すると立派な髭を蓄えたダンディなおじさまが案内をしてくれて、それはそれはもう丁寧且つ深みのある接客なわけです。


もちろん来店は初めてだったので、その店員さんにおすすめはどれですか?と聞くと「こちらの季節の創作カレーでございます。」と余裕たっぷりの笑顔で答えてくれました。


もうこの時点で僕のテンションは恐ろしく上がっていたので、ではそれを!と値段もなにも見ずに頼みました。

すると「辛さをお選びいただけますが、いかがなさいましょう?」と聞かれ、初めてなのでおすすめの中辛を注文しました。


店内の雰囲気もとても良く、ただそこにいるだけで待ち時間も苦じゃないのです。
僕はもうそのひとつひとつに感動しきって、
今か今かとカレーを待っていました。


待っている最中、他のメニューはどんなのがあるのか、、と気になりだし、今度はじっくりメニューを見返しました。
そこで初めて注文した創作カレーの値段を知ったのですが、なんと¥1,400と書かれているのです。

ちなみに他のカレーも大体同じような値段設定でした。


普通のカレーの倍くらいの値段じゃないですか。でも、それは説得力にも繋がるなと感じました。
確かに痛い出費ではありますが、月に一度の贅沢と思えば安いものです。僕のワクワクはさらに増しました。


そして、早くもなく遅くもないちょうど良い時間に料理が運ばれてきました。

 

 料理登場!


もう、見た目が凄い。。
当時は今ほどInstagramは流行っていませんでしたが、まさにインスタ映えというのに相応しい盛り付けでした。


様々な野菜の素揚げが飾られ、色鮮やかで立体感もありカレーのルーも煌びやかです。


…やった。。開拓してやったぞ、、これでオススメの店をひとつ紹介できるぞ、、俺はやったんだ。。


達成感に満ち溢れながら、心の底から「いただきます。」と発し、まずは一口…カレーを食べました。すると…

 

 

 

 

 

 

 

 


…ん?

 


ええと、、、あれ?

 

 

 


も、もう一口。

 

 

 

 

 


…ん?

 

 

 


いや、、まさかな…

 


えーっと、、、

 

 

 


うーん、、、、でも、、、これは…

 

 

 

 

 

 

 


…不味い!!!

 


は?なにこれ、、クソ不味いんだけど。。
あと無駄に辛い!!辛い料理は好きなのに、
無意味な辛さ!辛いだけで旨味がない!


そして飾り付けが綺麗だった野菜たち!
全然味ないし!!素材の味を活かすにしても意味わからん!!


いやいやいや、、、

 


プチパニックになっている所に、
先ほどのダンディな店員さんがやってきます。
とても優しい笑顔で「いかがでしょうか?」と聞いてくるのです。


僕は期待値とのギャップがあまりにも大きく、
ショックのあまりつい「いや、ちょっと僕は…うーん、、あんまり。。」と大人気ない事を言ってしまいました。


すると少しの間をおいて店員さんは余裕たっぷりの顔でこう言ったのです。


「おや、そうですか、、では次いらした時は辛口にしましょう。」

 

 

 

 

 

 

 

 


…二度と開拓はしないと心に誓ったのでした。

  


BAD END!!笑

 

 

お・ま・け


そのカレー屋、確かに僕の好みではありませんでしたが、そんな事も今となっては良い思い出です。


なんだか懐かしくなって久々にあの不味いカレーを食べに行ってみよう!!と思い立ち、実はこの前ひとりでまたその店に行ってきました。(ブログのネタにもなるかなと思って)

不思議なもんで、不味いとわかっていてもなんだかワクワクするんですよね(笑)。


この角を曲がった先にあの独特な雰囲気の店がある、、、楽しみだなぁ…あの店員さん元気かなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


…「…ん?…あれ??・・・スナック、、、すみれ…?」

 

 


BAD END!!笑

 

では、また。

Thank you bye-bye!

 

-NEXT LIVE-

♢2/13(水) 池袋FIELD
投げ銭ストリート」
OPEN 18:00 START 18:30
CHARGE ¥0(投げ銭)+1drink
ヤノケイタ/岩田倫明/菊池遼真/イシヅヤシン/阿部浩


出番は20:00頃からを予定しています。


♢2/16(土) 新宿Bar aLive
「イシヅヤシンファンミーティングVol.1」
OPEN 18:00 START 18:40
CHARGE ¥5,000(1Food+2Drink込)
※当日限定スペシャル特典付!!


♢2/17(日) 池袋FIELD
「be On」
OPEN 18:00 START 18:30
CHARGE ¥1,500+1Drink
喉黒一/イシヅヤシン/うたれん/田森理生


📻ラジオ放送📻


♢2/13 23:00〜24:00 ラジオ放送(再放送)
愛知県碧海5市のコミュニティFM pitch FM83.8
「うたれんのインディーズチャンネル」放送。

専用アプリ「KATCH」を
無料ダウンロードしていただければ全国各地で視聴可能です。


♢2/14(木) 21:00〜22:00
87.3MHz REDS WAVE
「津村友華のYuka Real話」
視聴アプリリスラジを無料ダウンロード
していただければ全国各地で視聴可能です。


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