【トムウェイツの名曲紹介】トムウェイツの1st アルバム「クロージングタイム」が名盤！

どうも、イシヅヤシンです。
今日は僕の最も好きで影響を受けたアーティストの紹介をしていきます！
トムウェイツって皆さんご存知でしょうか？
アメリカのシンガーソングライターで最高にカッコいいんです。トムウェイツの曲は名曲揃い！

Tom Waits

酔いどれ詩人という異名で知られ、
独特の世界観・唯一無二のしゃがれ声が特徴的な歌うたい。
酒に合う渋い楽曲、切なくなる旋律、弱さを隠さない歌声。
そしてユニークなトークも彼の魅力のひとつ。
歌手の他にも俳優としても数々の作品に出演し、
その圧倒的な雰囲気と説得力で異彩を放っている。

そんな彼の名曲を紹介します！

トムウェイツの名曲

日本で最も知られている曲は、やはり「Tom Traubert's Blues」でしょうか？
この名曲は2009年にNHKで唐沢寿明さん主演の不毛地帯という連続ドラマの主題歌として使用されました。

youtu.be

渋い！！
言葉の魔術師とも呼ばれたトムウェイツ。
彼の綴る物語は、叙情的で、物悲しくて、どこか温かい。

トムウェイツの代表曲「Tom Traubert's Blues」は彼が若干27歳の頃に書いた曲。
24歳でデビューするも、3枚のアルバムは不発。
(もっとも、僕は最初の2枚が一番好きなのだが・・・)

トムウェイツは新たな刺激を求め、アメリカからロンドンへ渡ります。
そこで生まれたのが「Tom Traubert's Blues」だそうです。
その一節に「Waltzing Matilda」という歌詞があり、直訳すると「踊ろうマチルダ」だが、意味は「放浪しよう」となるらしい。
なんともトムウェイツらしい言い回しです。
身も心も疲れ果て、彷徨い歩く男の絵が目に浮かぶ。

youtu.be

彼が作り放つ音楽は非常に繊細でいてユーモアがあり、ロマンチックで聴く者の心をあっという間に異次元に飛ばします。
彼の歌は映画のようで、絵本のようで…小説の時もあれば、ポエムの時もあって、漫談のようにふざけていることもある。ひとつひとつの物語が愛に溢れていてボクにはたまらなく眩しい。

僕のファンの方は僕がとても影響を受けているのがわかるかと思います。
僕もまさにそんな音楽をやりたい。情景が浮かぶ音楽を。

そしてこの曲以外にも、トムウェイツにはレインドッグや土曜日の夜など、名曲は数多く存在します。

しかしやはりその中でも僕はファーストアルバムに注目したいです。
彼のファーストアルバムは驚くほどに名曲揃い！

1st Album Closing Time クロージングタイム

Closing Time

アーティスト: Tom Waits
出版社/メーカー: Anti
発売日: 2018/03/23
メディア: CD
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1.Ol'55
2.I Hope That I Don't Fall In Love With You
3.Virginia Avenue
4.Old Shoes(And Pictuer Postcards)
5.Midnight Lullaby
6.Martha
7.Rosie
8.Lonely
9.Ice Cream Man
10.Little Trip To Heaven
11.Grapefruit Moon
12.Closing Time

１曲目から広大な景色が飛び込んでくる。
20代でこれがファーストアルバム？
絶対嘘だ！！と何度思ったかわからないほどです。

Tom Waits - "Ol' '55"

この曲はのちにあのEaglesがカバーをした事でも有名です。
しかし、Tom本人はそれを聴いて「退屈だ。」と言ったのだとか、、。
そりゃあ、この雰囲気はなかなか出ないですよ。。

そして衝撃的だったのがMidnight Lullabyという曲。

Tom Waits - Midnight Lullaby

最初このアルバムを聴いた際、僕は歌詞はおろか曲名すら見ずに聴いていたのですが、「なんか子守唄みたいで良いなぁ」と思った曲のタイトルがMidnight Lullaby(真夜中の子守唄)だったのです。これはびっくりしましたね。
平気で言葉の壁を超えてくるこの表現力の豊かさ。一気に好きになりました。

そしてこのジャズ要素が濃いアルバムの中で唯一のロックナンバー「Ice Cream Man」もとてもかっこよくて好きです。余談ですが、自分のオリジナル曲で「ピエロ」という曲がありますが、その前奏はこのIce Cream Manを参考にしています！

youtu.be

そしてこのアルバムの要のような名曲、「Grapefruit moon」
美しいピアノと物哀しく切ない曲調。歌詞もとても素敵です！

“グレープフルーツみたいな月に光る星ひとつ
俺を照らしてくれている
あの曲を聴いて今想い焦がれている
ああ、君なら分かるだろ？
あのメロディーを聴く度
そう、俺の中で何かが壊れるから
グレープフルーツみたいな月に光る星ひとつ
時の流れは戻せやしない”

なんて美しい歌詞なんだ！！
このようにトムウェイツには本当に名曲がたくさんあります！
デビューアルバムがこのクオリティです。本当に素晴らしい。
興味があればぜひ購入して聴いてみてください！

音楽監督としての顔も持つ。

そして彼は歌手・俳優の他にも映画の音楽監督という顔も持っています。
「One from the heart」という映画をご存じでしょうか？

こちらの映画のサウンドトラック、14曲全てをトムウェイツが担当しています。
曲をすべてトムウェイツが書き、クリスタルゲイルという女性シンガーと2人で歌っていますね。
これがまた名曲であり名盤！！。
映画自体はそこまでヒットしなかったが、このアルバムは本当に素晴らしい。

youtu.be

この曲から始まるというだけでテンションが上がる。
なんだ、この情景描写のセンスは！！あっという間に映画の中だ。
クリスタルゲイルとのバランスも最高！
またまた余談ですが、とてもお気に入りの曲なので自分のライブの入場SEにも使っています。

youtu.be

さらにトムウェイツはこのアルバムで物語の起伏をいかんなく表現する。
誰にでもできることではない。トムウェイツにしかできない。
そんなアルバムです。このLittle boy blueもかっこいいだけでなく、しっかり映画に寄り添う曲。

youtu.be

このTake Me Homeもとても好きな曲。
アルバムではクリスタルゲイルが歌っているが、トムウェイツバージョンもある。

youtu.be

死ぬ間際のような声。。
どんな心境で歌っているのだろう。。。

皆さんも機会があれば、ぜひこのアルバムも手に取ってほしい。
アルバムというのはただ曲が多く入っているだけではなく、ひとつひとつがしっかり流れを持って全部聴いた時に１本の映画を観終わったような心地よい疲労感が生まれるのが理想だと思っています。これは大好きなアルバムだし、こんなアルバムを作りたいです。

Amazonならこのアルバムも取り扱いがあります！

One from the Heart

アーティスト:Tom Waits & Crystal Gayle
出版社/メーカー:Imports
発売日:2008/02/05
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僕もAmazonで買いました。
ちなみに映画のBlu-rayやDVDも売っています！ありがとうAmazon！！(笑)

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よかったらぜひ！おすすめです。

まとめ

長々と綴りましたが、トムウェイツの素晴らしさ、少しは伝わりましたでしょうか？
もっともっと評価されるべきアーティストだと思う反面、この知る人ぞ知る、、という感じが不思議な優越感を与えてくれたりもするので複雑です(笑)。
トムウェイツを紹介しても僕には１円足りとも入ってはきませんが(笑)、それでもこの音楽を好きならきっと多少はイシヅヤシンの音楽も好きになってくれると信じています！

では、また。

Thank you bye-bye!